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インフルエンザと定点 [かんせん]

インフルエンザの定点が東京都で7.79(http://survey.tokyo-eiken.go.jp/epidinfo/weeklygender.do)となりました。
まだ警報レベルではないとはいえ、すでにうちでも私以外かかってしまい、インフルエンザと年越しとなりました。

さて、毎年この時期になると「定点を超えたから感染予防をしっかりやろう!」と、
院内でお触れがでて、みんな頑張るわけですが、いざ「定点って何?」て聞かれると
首をかしげるスタッフも多くいます。

そういう私もよくわからなかったので調べてみました。

1981年から全国で行われている調査、感染症発生動態調査がもとになっています。
インフルエンザは感染症発生の動態調査で把握する対象疾患(http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/survey/sikkan/)の一つであり、定点把握対象疾患になります。

○インフルエンザの定点
定点把握対象疾患であるインフルエンザは患者が多く、全数を把握する必要がないとされています。しかし、流行しているかどうかの把握は必要ですので、指定した医療機関(指定届出機関:定点医療機関443カ所)がインフルエンザだと診断した場合、保健所へ報告し保健所単位でその数を集計します。ある保健所管内での定点医療機関からの報告された患者の総数を報告した定点医療機関の数で割った値が定点となります。

 定点=保健所管内で報告された患者数/報告した定点利用期間数

そして、「定点≧10」で注意報、「定点≧30」で警報となり、「定点<10」で終息となります。

しかし、これはある保健所管内ののみの話になるのですが、もう少し大きな地域ではどうでしょうか
例えば東京都での流行となると、複数区の保健所で注意報が出た場合、その複数区の人口の総数が東京都の人口の総数の30%以上となった場合に、東京都の注意報となります。

 警報=(警報を出した複数区の人口の合計/東京都の人口)>30%

○インフルエンザの警報発生
大きな流行が発生または継続しつつあることが疑われる状態です。
流行発生警報と注意報の2種類があり、警報では「大きな流行が発生、継続しつつあることが疑われ」、注意報では流行前と流行の後で意味が変わって、「流行前で今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があり、流行後で流行が終息していない可能性がある」そうです。

国立感染症研究所では(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)が流行マップを出していますし、東京都のインフルエンザの定点は東京都感染症情報センター(http://survey.tokyo-eiken.go.jp/epidinfo/weeklygender.do
が公表していますので、興味がある方はぜひ見てみてください。

インフルエンザはまだまだこれからですので、その予防のためにも、しっかり休息をとり、マスク、手洗い、うがいを心がけましょう!
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